初めまして!
看護師/助産師/マタニティピラティスインストラクター
kanakoと申します💐

現在は産科病棟にて勤務をしながら
ピラティスインストラクターとして活動中。

ご覧頂きありがとうございます。
皆様にお会いできたこと心から感謝致します。

よく周りから「助産師をしながらどうしてピラティスのインストラクターになりたいと思ったの?」と言われることが多いです。
改めて、私のことについてお話させて頂けたらと思います。

ご興味ある方、読み進めていただけますと幸いです。

【助産師を目指したきっかけ】

山口県で生まれた私は、小学生のある日、
いつものようにリビングのテレビで何気なくテレビをみていました。
そこで、“ラオスで働く日本人助産師のドキュメンタリー”
を見たことがきっかけで、助産師という仕事を知り、
強い憧れを抱くようになりました。

これから生まれてくる一つの命と
命懸けで子を産む母に真摯に向き合う助産師の姿に心を打たれ
私もこんなかっこいい女性になりたい!と涙が出たことを
今でも鮮明に思い出せます。

高校卒業後は医療系の大学へ進学しました。
私の大学では助産師コースが無かったため、
卒業後は看護師として大学病院の婦人科病棟で勤務をしながら
助産師学校での生活に向けて貯金をして参りました。
約4年間の看護師生活を終え、無事助産師学校へ入学致しました。

素敵な先生方と、魂でぶつかれる最高の同期と出会え、
忘れられないくらい濃密な1年間を過ごしたのちに
11年間夢見ていた助産師の資格を取得することができました。

その後助産師として大学病院で働きながら
高齢出産やハイリスクな症例を見ていく中で、
妊娠中はもちろん産後も体の不調を訴える方が多いことが
非常に気になっていました。

助産師として一般的な業務しかできない自分に悶々とした感情を抱きながら、
どうしたらもっと母たちのためになれるのだろうかと悩む日々でした。
『私はこんな助産師になりたかったわけじゃない…』
日々の業務に追われ、もっと母と深く関わりたいという思いとは裏腹に
必要最低限の関わりしかできないことに苦しさを覚えながら働いていました。

【ひょんなきっかけから始めたピラティス】

助産師3年目の夏、友人に誘われてピラティスの体験に行きました。

その時の気持ちは
「体動かす趣味が何か欲しいけどなにがいいかな~
よし!最近流行ってるピラティスの無料体験に行ってみよう」というくらいの気持ちでした。

体験を受けた帰り道
背筋がシャンと伸びる感じと、
体のすっきり感、心が満たされている感覚が
自分の中にあることに気が付きました。

疲労でへとへとになるわけでもなく、
筋トレのように汗を大量にかくことはないのに、
翌日しっかりと筋肉痛が来て感動したのを覚えています。
体に良いことをしてあげているような、そんな気持ちでした。

こんな爽快感はいつぶりだろうかと
そのままピラティスに魅了され、
受けていくうちに体がみるみる変わっていくことに気が付きました。

夜勤終わりに疲れにくくなったり、むくみにくくなったり
腰の痛みがなくなっていきました。

あまりの感動にピラティスを友人に布教しだしたのも
恐らくこの頃からだと思います(笑)

【人間の根本は姿勢と体の使い方なのではと思い始める】

ピラティスを始めて2か月たった頃、
助産師学校の恩師の誘いで骨盤ケアの研修に参加しました。
骨盤ケアってなんだろうかと思っていましたが
尊敬する恩師が、分娩にも使えるよと言ってくれたので
せっかくだからこれもまた何かの学びになればということで参加しました。

その際、骨盤を中心とした体幹(インナーマッスル)の重要性や
正しい姿勢、体の使い方について講義を受け、
私が普段ピラティスで指導されていることと
酷似していることに気が付きました。

わたしを助けてくれたピラティスとこれらの知識を合体させれば
周産期ケア、保健指導に組み込むこともできて、
患者さんのために何かしてあげるためのお手伝いができるのではないかと思うようになりました。

私は、現代を生きる女性の特徴として以下のことを考えています

・デスクワークが増えたことで筋肉をあまり使わなくなった、姿勢が悪くなりやすい
・高齢出産が増えたことで筋力や体力の低下がある
・家電の進化により家事の負担が減った結果、日常生活で体を使うことが減っている

こんなにも現代の生活様式は変化しているにも関わらず、
妊婦さんに対しての保健指導内容は十何年前と変わらないのが現状だと思います。

「腰痛にはトコちゃんベルト」と言いますが、
付けたはいいもののいつまでつけるのかの話はほとんどされておらず、
どういう状態になったら外してもいいのかと説明も
あまりされていないことが現状です。

そして、そもそもその腰痛自体を起こさせないことが
本来必要なのではと考えるようになりました。
これほどまでに予防医学が言われている時代なのに、
産科はなぜこんなにも変わらないのかと疑問に思うようになりました。

ピラティスによる姿勢改善、筋力アップを活用しながら
適切な呼吸と姿勢を日常生活に取り入れ、それを習慣化することで

・妊娠期のマイナートラブル
・分娩時のいきみへの応用
・産後の体の不調の予防
にもつながるのではないかと考えるようになりました。

【私の思い】

産後の母と関わっている中で、
産後の体の不調を訴える母が多くいることが
ずっと気になっていました。

わたしたちの心を体はつながっていて、
私はいつからか
体の元気≒心の元気
と考えるようになりました。

母の体の不調を改善して心に余裕が持てるようになってほしい。
育児楽しい、赤ちゃん可愛い、
と笑顔になる回数が増えてほしい。

母の笑顔は家族の幸せでもあるし、
そんな幸せな家族が一組でも増えてくれるといいな
そんな想いが私にはあります。

せっかく大変な思いをして妊娠生活、
出産を乗り越えてきたのに、
育児が辛い、悲しい、こんなはずじゃなかった

そんな風に思う母が一人でも減ってほしいと思っています。

今は昔と違い核家族が主流の時代です。
二世帯住宅や、近所の人が子守をしてくれる時代は終わり、
また高齢出産が増えた昨今は

「実家に里帰りしても実父母は介護が必要で
育児の手伝いなんてしてもらえないです」などという話も少なくありません。

父と母、もしくはどちらかに育児の負担が行ってしまうことは
致し方ない時代ですが
そんな環境の中でも母が快適に過ごせるように、
体の不調は起きる前に予防できるように。

そして体も心も元気いっぱいなお母さんのもとで
笑顔いっぱいの幸せな家族が一組でも増えるようなお手伝いがしたいと思っています。

助産師×マタニティピラティスインストラクターとして
妊娠中から産後まで継続的に関わっていき、
悩める母の駆け込み寺のような存在になりたいと思っています。

長文となってしまいましたが、
これから、少しでも多くの母と家族の力になれるように
精進して参りたいと思います。
何卒宜しくお願い致します。

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